万博のペット問題 大阪万博をペットの入場可にするという話が出ていますが、誰がどのような思惑でこのような策が浮上したのかは不明であります。 しかし最近のペット同伴の流れ全体に関しては常日頃から疑問を持っています。 例えば毎年開催される動物愛護週間の屋外行事ではたくさんの犬連れ参加者の姿を目にしてきました。 犬のみならず時にはフェレットや猫連れにも遭遇したことがあります。 たくさんの犬連れの中をリードに付けたフェレットを連れている人が通り抜けていくのをひやひやしながら見ていた記憶もあります。 また最近のペット博等には何とウサギ連れも登場する始末。 さらにはウサギと飼い主が参加するイベントなども横行しています。 犬や猫よりもはるかに暑さなどに敏感なウサギにとってはどう考えても虐待であるとしか言いようがありません。 西日本のあるウサギイベント主催者は数年前からイベントンの告知の際にウサギは連れてこないでくださいという表示を出しています。 「毎年イベント後に体調を崩すウサギを見てきた」という理由を述べ、飼い主さんたちにこのような対応への理解を促しています。 あっぱれですね。 本当に自分の動物家族のことを思っている者であれば当たり前の考え方でしょう。 しかし「トレンディなイベント」に自分のペットを連れて行き映える写真などを撮って喜ぶ飼い主はまだまだたくさんいます。 動物愛護週間に話を戻しますが開催時期はまだ暑さが残る9月です。 ペットたちにとって長い間屋外にいること自体過酷な環境です。 外気温を気にせず愛犬に服を着せたりしている飼い主も沢山います。 以前参加団体の方々に「獣医師」、「訓練士」等々の腕章をつけ犬連れの来訪者に注意を促して歩いてくださいとお願いをしたこともあります。 また、主宰側の関係者が犬を日陰に連れて行き水を飲ませてくださいと、短頭種の飼い主に注意したこともあります。 動物愛護週間の行事の範囲はそれほど広くなく「パトロール」をすることも可能でしょうが、万博会場では無理な話であると思います。 そして前述したように、ペットと一緒がさも良い飼い主である証と言わんばかりに、どこにでも動物を連れて歩く人々は「可」としてしまえば必ず来場してきます。 このような人々を止めるには「不可」にするしかありません。 しかし、一旦可能になるかもしれないという話がこれだけ出てし...