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セミナー

セミナー予定


社会福祉と動物にかかわる課題の接点を探るVSWオンライン講座シリーズ

  • 2024年3月16日(土)
    <終了> VSWとは?社会福祉と「動物問題」の接点を知る
  • 2024年9月28日(土)
    <終了> 動物虐待と対人暴力の連動性~人の福祉と動物の福祉の負の関係を知る~
  • 2025年3月
    <終了> 動物との絆が人の心の負担を生む時~ペットロスと共感疲労~
  • 2025年9月
    <終了> 人と動物の共同生活の整備について考える~ペットとの生活、補助犬の受け入れ


動物介在プログラム上級編オンライン講座シリーズ

  • 2024年2月3日(土)
    <終了> 高齢者を対象とした動物介在プログラム
  • 2024年6月8日(土)
    <終了> 動物の施設内飼育~インハウスで動物介在プログラムを実施するために~
  • 2024年10月26日(土)
    <終了> 施設評価とコーディネーターの役割
  • 2025年2月
    <終了> 動物やボランティアの適性とは?
  • 2025年5月31日(土)
    <終了> 教育現場における動物介在:効果と課題
  • 2025年10月
    <申込受付中> 医療福祉現場における動物との触れ合いの具体的手法

動物虐待と対人暴力の連動性を探るオンライン講座シリーズ

  • 2024年4月14日(日)
    <終了> 動物虐待と対人暴力の連動性『LINK』って何?
  • 2024年8月3日(土)
    <終了> 動物虐待と犯罪の関連性~動物虐待は犯罪の予兆?~
  • 2024年12月14日(土)
    <終了> 動物虐待と子ども虐待の関連性~家庭の弱者を包括的に守る~
  • 2025年4月
    <終了> 動物虐待とドメスティック・バイオレンスの関連性~人と動物の絆を暴力から守る~
  • 2025年8月
    <終了> 動物虐待と高齢者虐待の関連性・人は何故、動物を虐待するのか~他職種で取り組むべき社会的課題~
  • 2025年12月
    <申込受付中> 動物虐待の目撃が及ぼす影響~積極的に暴力に加わらなくても…~

犬と人間の関係学オンライン講座シリーズ


このブログの人気の投稿

what’s new   1/31「獣医師から学ぶ 高齢犬のケア~愛犬の幸せな老後のために」 申込受付中です。 https://www.cgcjp.net/kankeigaku/0131/

日経新聞の記事

日経新聞の記事 2024年7月27日の日経朝刊の「医療・介護・健康」という紙面で動物介在療法などに関する大きな記事が掲載されていた。 そのタイトルが【「アニマルセラピー」に光明】であったがここですでに用語の間違いを指摘しなければならない。 アニマルセラピーという言葉はメディアなどがしばしば用いている言葉であるがこれは極めて不正確な表現である。 すでに国際学会などで取り上げられて30年以上になるが正確な表記はアニマル・アシステッド・セラピーとアニマル・アシステッド・アクティビティである。 前者の日本語訳は動物介在療法、そして後者が動物介在活動と訳されておりすでに何年もの間我が国においてもこの言葉が用いられている。 アニマルセラピーとはその両者をごちゃまぜにしたいわゆる一般社会、ひいてはメディアなどが「乱用」してきた表現である。 その意味は「動物は人を癒してくれる、気持ちを穏やかにさせてくれる、安心感を与えてくれる」等々非常にファジーなものとしてとらえられているのである。 日経の記事に話を戻すと「セラピー犬とファシリティドッグの違い」という表まで記載されているがこれもまた不正確極まりない。 参加させる犬がどのような名称で呼ばれていてもその犬がハンドラー(犬を連れていく人間)と現場においてどのようなことをするかによってそれが医療の一環、治療、であったりレクリエーション、すなわち「慰問」的なものであったりするのである。 日経の表によると「セラピー犬」は教育やレクリエーションを行う犬であり、ファシリティドッグは治療に参加する犬である、となっているがこれは明らかな間違いである。 さらに表によると活動場所もセラピー犬は高齢者施設などでファシリティドッグは医療機関となっている。 さらには「付き添い」と表記されているハンドラーは、セラピー犬はボランティアでありファシリティドッグは看護師などと書いてある。犬の育成に関しては、セラピー犬は「家庭でのしつけ」そしてファシリティドッグは「専門的な訓練」となっているのである。 どれも現場を知らない者たちの勘違いとしか言いようがない。そもそも動物介在療法と動物介在活動は犬の種類で分けるのではなく現場でどのようなことをするかによって分けられているのである。 動物介在療法とは特定の患者(訪問対象者)の治療の一環としてその患者の診断、治療目標等々が医療...

ボヤキマックス

 ボヤキマックス 4月26日の夜に新潟市北区にある犬を扱う業者の施設で火災があり数百頭の犬が犠牲になってしまったことはすでに多くの人が知っていることであろう。 けが人はいなかったようであるが数百頭の犬がすべて焼け死んでしまったという悲惨な事件であった。 この事件に関しては犬が死んでしまったことは大々的に報道されたが動物関係者が疑問に思うべきことに言及する内容があまり見られなかったのは残念である。 まず一つは夜間の現場には人間が一人もいなかったという点である。 これは繁殖場のみならずペットショップや多くの展示施設、保護施設なども同じであろうが「夜勤」の必要性という概念が全く無視されているところもあるのではなかろうか。 たくさんの動物がいるところにおいては人の目がない時には何が起こるかわからないゆえの対策を講じておくべきであろう。 たくさんの命を預かっているという認識の希薄さを感じざるを得ない。 火災報知器、スプリンクラー、さらには警備会社との契約等が全くなかったのであろうか? 命を守るという概念が全くなかったのであろうか? これは動物愛護法以前の問題であるが法律を用いて動物を守るのであれば生き物を収容する施設には一定の災害対策、事故防止対策等が義務付けられてもよいような気がする。 今回は火災であったが災害大国である我が国においては極めて重要な課題であろう。 停電の際に必要な設備を動かすための対策はどうなっているのか? 空調設備による温度管理ができなくなれば死んでしまう動物種もいる。 エキゾチックなどはヒーターやランプなどが使えなければ大変なことになる。 動物たちは業者にとって「商品」であるがその商品を最適な環境に置くというきめの細かい配慮ができなければ商人としてのモラルがなさすぎると言っても決して過言ではない。 しかし今回の事件を「繁殖業者の失態」として片付けてよいものであろうか? 今回の報道でもう一つ気になったのが「ブリーダー」という言葉が用いられたことである。 ブリーダーとは自身が特定の動物種の「質」を重んじながらより理想に近づけた個体を求めて繁殖をする者たちである。 様々な犬種などを「大量生産」する者たちは英語ではパピーミル、すなわち子犬生産工場と呼ばれている。 このような者たちは「売れ筋商品」をたくさん生産することに心血を注ぐ。 また世のはやりすたれに...