スキップしてメイン コンテンツに移動

スケジュール

このブログの人気の投稿

お知らせ

9月13日開催 「人と動物の共同生活の整備について考える~ペットとの生活、補助犬の受け入れ~」 https://www.alri.jp/?mode=f156 「 犬の視点から見た動物愛護法~今までの歩みとこれから必要なもの~」 https://www.cgcjp.net/kankeigaku/0913 申込受付中です!

日経新聞の記事

日経新聞の記事 2024年7月27日の日経朝刊の「医療・介護・健康」という紙面で動物介在療法などに関する大きな記事が掲載されていた。 そのタイトルが【「アニマルセラピー」に光明】であったがここですでに用語の間違いを指摘しなければならない。 アニマルセラピーという言葉はメディアなどがしばしば用いている言葉であるがこれは極めて不正確な表現である。 すでに国際学会などで取り上げられて30年以上になるが正確な表記はアニマル・アシステッド・セラピーとアニマル・アシステッド・アクティビティである。 前者の日本語訳は動物介在療法、そして後者が動物介在活動と訳されておりすでに何年もの間我が国においてもこの言葉が用いられている。 アニマルセラピーとはその両者をごちゃまぜにしたいわゆる一般社会、ひいてはメディアなどが「乱用」してきた表現である。 その意味は「動物は人を癒してくれる、気持ちを穏やかにさせてくれる、安心感を与えてくれる」等々非常にファジーなものとしてとらえられているのである。 日経の記事に話を戻すと「セラピー犬とファシリティドッグの違い」という表まで記載されているがこれもまた不正確極まりない。 参加させる犬がどのような名称で呼ばれていてもその犬がハンドラー(犬を連れていく人間)と現場においてどのようなことをするかによってそれが医療の一環、治療、であったりレクリエーション、すなわち「慰問」的なものであったりするのである。 日経の表によると「セラピー犬」は教育やレクリエーションを行う犬であり、ファシリティドッグは治療に参加する犬である、となっているがこれは明らかな間違いである。 さらに表によると活動場所もセラピー犬は高齢者施設などでファシリティドッグは医療機関となっている。 さらには「付き添い」と表記されているハンドラーは、セラピー犬はボランティアでありファシリティドッグは看護師などと書いてある。犬の育成に関しては、セラピー犬は「家庭でのしつけ」そしてファシリティドッグは「専門的な訓練」となっているのである。 どれも現場を知らない者たちの勘違いとしか言いようがない。そもそも動物介在療法と動物介在活動は犬の種類で分けるのではなく現場でどのようなことをするかによって分けられているのである。 動物介在療法とは特定の患者(訪問対象者)の治療の一環としてその患者の診断、治療目標等々が医療...

Aquarium law

Aquarium law 参議院議員 徳永エリ(立憲民主・社民) 徳永エリ議員HP:2020.11.10 「水族館の機能の維持及び向上に関する法律案」ついて 超党派の議員立法、「水族館の機能の維持及び向上に関する法律案」ついて、法制局から説明を受けました。また、水族館関係者の方々から現状と法案の必要性についてご要請を頂き、質疑、意見交換をさせて頂きました。漁業者の高齢化や漁獲量の減少により我が国の漁業が衰退傾向にある今、国民の食料資源である水生生物を、水族館において教育的配慮のもと多種多彩に展示することで、豊かな自然環境の大切さを啓発し、日本独自の魚食文化を伝承することの重要性、また、イルカなどに対する動物愛護団体の水族館や動物園への非難、妨害活動が活発化していることからも、水族館の社会的役割を国が明示することの必要性についてご要望を頂きました。 江島潔議員 自由民主党水族館を応援する議員連盟事務局長 自由民主党水族館を応援する議員連盟(2018/7/11) 日頃よりお世話になりありがとうございます。 本日、多くの有志議員、水族館関係者、関係省庁の皆様方にご出席頂き、自由民主党水族館を応援する議員連盟(会長=二階俊博 自由民主党幹事長)設立総会が開催されました。江島潔議員は事務局長を務めることとなりました。 このような海、そして川に身近にふれあう場として、水族館が果たしている役割は大きいものがあります。我が国の水族館は、年間3000万人以上の利用者があり、国土面積当たりの数は世界一です。また世界的にも高い飼育技術を持っています。 次世代を担う子供たちが、興味を持ち、親しみを感じてくれることは、教育の観点からも嬉しいことです。また、全国各地の水族館は、地域の観光資源として多くの人を呼ぶ力を持っています。さらに、展示されているイルカや魚の多くを地元の漁業者から入手しています。 しかし、近年、反捕鯨や動物愛護の運動が、水族館でのイルカ飼育や水族館そのものが反自然的・反社会的だと批判してきています。和歌山のアドベンチャーワールドでイルカショーへの妨害があったことは、皆さんの記憶にも新しいことだと思いますが、このような宣伝活動は、近年では、パソコンやスマートフォンで簡単に社会に拡散されてしまいます。 イルカや魚の持続的な利用は、我が国の大原則です。そのためにも、水族館の活動を...